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Vol.4 測定端末の望ましい“条件”が見えてきた

2014年3月の健康博覧会を振り返る現場レポート【第二弾】

2014/03/27

「Q-001とQ-002、どちらのモデルを選ぶべきか」。私たち日本システム研究所はこのほど、水分油分計の試作モデル2種を、美容や健康をテーマとする商品展示会の健康博覧会に参考出展し、ご来場者から広くご意見を集めようとアンケートを実施。「こちらの方が、お肌に当てやすい」「こちらのデザインの方が素敵」といったご意見から、測定端末に望まれる“条件”が少しずつ見えてきました。


水分油分計のデザイン試作2種をモックアップに

健康博覧会の会場で配布した、「新聞」を模した配布物。2種のデザイン試作のモックアップを告知しました

私たち日本システム研究所は、3月12日から3日間の日程で開催された健康博覧会に、高精度肌診断機とIT(情報通信技術)を組み合わせた次世代型の肌診断ソリューション「お肌の偏差値SQシリーズ」(2014年秋発売予定)を参考出展しましたが、来場者の皆さまの注目を集めたのが、水分油分計の実物大モックアップ(模型)です。

「SQシリーズ」では、多様な測定項目に対応した測定端末のラインナップを順次展開していく方針ですが、素肌のコンディションを把握する上で、最も基礎的なファクターとして考えられている測定項目が、水分量と皮脂量です。今回、出展したモックアップは、水分量と皮脂量を1台で、同時に測定できる水分油分計。特に、水分量の測定には、当社が1980年代に独自開発し、世界的にも、その測定精度に対する評価が高い「電気伝導方式」の採用が決まっています。

また従来、お肌に直に押し当てる「接触式」のセンサー搭載型測定端末では、一般に測定する方の習熟度などによっては、押し付ける圧力や肌に対する角度が一様ではなく、測定値にブレが生じることが難点とされてきました。そこで当社では、「SQシリーズ」に、やはり独自開発で、特許取得済みの「マクチャンセンサ技術」を採用。この技術は、端末先端のセンサー部分が、①一定の圧力下で、②3点が同時接触して肌に水平になった際に、③自動的に測定が行われる、という機構により、測定精度をさらに向上させるものです。

ただし、水分油分計には、精度に限らず、測定する方にとっての使いやすさ、美的感覚の鋭い方にも広く好まれるデザイン性などが、同時に求められます。当社では、従来型の肌診断機の枠にとらわれることなく、端末のデザイン作業を進めてきましたが、その結果、考案されたのが、今回、モックアップとして出展した2種のデザイン試作でした。

“安心感”と“先鋭的”という対照的なデザイン性


2種のデザイン試作には、モデル番号が付いており、「P-001」と「P-002」。いずれも、成人女性の手のひらの大きさに合わせ、握る部分を細く絞り、全体のサイズを当社の従来機よりもコンパクト化。センサー部分には、同じ機構を採用する予定ですが、大きく異なるのが、そのセンサー部分の向き。「P-001」が、ボディの「正面向き」であるのに対し、「P-002」は、「上向き」となっています。

「正面向き」の「P-001」は、実は、最近の美容機器とも、どこか形状に共通するところがあり、曲面で構成されたボディは、“安心感”を漂わせます。一方、「上向き」の「P-002」は、どちらかというと、マイナーな形状であり、“先鋭的”です。シルバー金具のアクセントも利いていて、スタイリッシュな印象です。

アンケート結果は、右上の表にあるとおり。モックアップを手に取って、使っていただいた皆さんのご意見です。「P-001」が、23票で過半数を占め、「P-002」は12票。また、どちらが良いか一概に決められないという「いずれも甲乙付け難い」が、10票になりました。

「P-001」を支持する方からは、「センサー部分を肌に当てやすい」「丸みを帯びたボディが持ちやすい」といった声が多く、「P-002」を支持する方からは、「デザインが斬新」「握りやすい」といった声が目立ちました。


“ベテラン”と“専門家”の意見が対立する構図


多数決であれば、過半数を占めた「P-001」の圧勝といったところなのですが、端末の形状デザインを担当するセンサー端末開発ワーキンググループでは、こうした結果を“深読み”します。

「P-001」に票を投じた方には、どちらかと言えば、美容やコスメの企業で長年活躍してきた“ベテラン”が多く、「P-002」には、美容やコスメの企業で後進の教育や経営企画などを担当している“専門家”の方が目立ったからです。「ベテランの方ともなると、無意識に、安心感を求めたことから、P-001を選んだのではないか」というのが、ある担当者の見方です。実際、大手の化粧品メーカーが採用している機種も、センサー部分が「正面向き」なのです。

一方の「P-002」は、あまり見慣れないデザインですが、医療機器を手掛けるような専門メーカーの診断機には、このタイプが採用されているケースがまれにあります。このタイプを選んだ方からは、「センサーを当てる部分のコントロールがしやすい」といった専門分野の測定機器という端末の性格を意識した意見も聞かれました。そうなると、いずれのタイプを選ぶかは、とても難しい問題になってきます。

お肌の測定面に対して真っ直ぐに当てやすい


測定端末のセンサー部分は「正面向き」「上向き」のどちらかが良いのか!?

私たち日本システム研究所では、2014年に提供を始める「SQシリーズ」の測定端末を、さまざまなシーンでご利用いただくことを想定しています。カウンセリングの現場で、ご担当者さまが、お客さまのお顔のお肌を測定するだけではなく、ご自身のお顔を自ら測定するといったニーズにも対応したいと考えています。

さまざまな利用シーンを想定したとき、やはり考えておきたいのは、精度の問題です。今回の水分油分計は、「マクチェンセンサ技術」の採用など、精度向上のために、何重もの配慮を施しますが、特に問題になるのは、ユーザーがご自身のお顔を測定する場合です。私たち日本システム研究所でも、端末の開発にあたって、社内で日々テストを繰り返していますが、被験者が、自分で自分の顔を測定する際に陥りがちなのが、特にほほの部分を測定する場合、端末を当てる角度が垂直方向に一定せず、正確な測定に手間取るケースです。

人間の感覚機能には個人差がありますが、皮膚の測定面に真っ直ぐに当てるのは、いずれの利用シーンでも、そう容易なことではありません。「扱いやすい測定端末とは、お肌に正対しやすい形状をもつ端末ではないのか」。センサー端末開発ワーキンググループでは、そんな意見が強まっています。

「正面向き」「上向き」のどちらのタイプが良いのか、という問題について、実は、3月27日現在、社内でも意思統一できていません。センサー部分の向きの違いには、単に見た目が異なっているという以上の意味があるのです。形状が変わると、電気回路の基板の設計作業にも、影響を及ぼしかねません。先鋭的なデザインが良いか、安心感のあるデザインが良いか、という点についても、できるだけ多くの方にご愛用いただことを考慮すると、悩ましい問題なのです。

形状を最終決定しなければいけないタイミングは迫っています。それでも、なお、担当者の試行錯誤は続きます。

(企画営業チーム)

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